このページでは次の情報をお伝えしています。
- 秋はいつから始まるのかをいろいろな方面から説明
- 秋分と立秋について簡単に説明
- 秋が感じられる事柄について
目次
秋はいつから始まるのか
秋がいつから始まるのかをいろいろな方面から説明します。
- 一般的な秋のはじまりの定義
- 暦の上での秋のはじまり
- 天文学的にみると
- アンケートでは
一般的な秋のはじまりの定義
まずは一般的な秋の定義として、気象庁が定めているものと年度で区切られているものがあります。
気象庁
気象庁では以下のように公式に定められていて、9~11月が秋とされています。
なので気象庁では9月1日からが秋となります。
春 | 3,4,5月 |
---|---|
夏 | 6,7,8月 |
秋 | 9,10,11月 |
冬 | 12,1,2月 |
年度
年度というと4月から始まる学校のイメージが強いですが、4月が春の始まりとして3ヵ月ごとに季節が変わります。
年度による区切りは、テレビなどで使われています。番組改編で4月、7月、10月、1月に新しい番組が始まったりドラマが始まったりします。
なので年度の区切りでは10月1日からが秋となります。
春 | 4,5,6月 |
---|---|
夏 | 7,8,9月 |
秋 | 10,11,12月 |
冬 | 1,2,3月 |
暦の上での秋のはじまり
暦の上では立秋から立冬の前日までが秋と定義されています。立秋は例年では8月7日、8日あたりが立秋とされています。
立秋は日付が定められていないので暦の上では8月の初旬頃が秋のはじまりと定められています。
天文学的にみると
二至二分
天文学では二至二分(にしにぶん)を基準にして季節を区別しています。
夏至(夏至)、冬至(とうじ)、春分(しゅんぶん)、秋分(しゅうぶん)のことで、
二至 | 夏至、冬至 |
二分 | 春分、秋分 |
となります
天文学的季節
夏至、冬至、春分、秋分で季節を区別しています。立秋と同じく日付は定められていません。
春 | 春分(3月21日頃)~夏至の前日(6月20日頃) |
---|---|
夏 | 夏至(6月21日頃)~秋分の前日(9月22日頃) |
秋 | 秋分(9月23日頃)~冬至の前日(12月21日頃) |
冬 | 冬至(12月22日頃)~春分の前日(3月20日頃) |
天文学的には9月23日頃が秋の始まりです。
ちなみに、世界的にも共通して春分、夏至、秋分、冬至で季節が区切られています。欧米ではこの区切りに沿って秋分(9月23日頃)を秋の始まりとしています。
アンケートでは
某アンケートサイトで「秋はいつから?」というテーマでアンケートが実施されていました。
その中で「秋が始まるのは何月ですか?」という質問に対しては、9月が64.8%、10月が32.7%となり、ほとんどの人は9月に秋が始まると思っています。
地域にもよりますが、エアコンを使うことが少なくなったり朝晩が肌寒く感じるのでそのような回答になりました。
ちなみに暦の上での秋のはじまり「立秋」の8月と回答した人は少数です。
立秋、秋分とは

ここでは立秋と秋分について簡単に説明します。
立秋とは
立秋は読んで字のごとく「秋が立つ」と書きます。夏が終わり秋の気配が見え始めるという意味です。
二十四節気のひとつで、日付は定められておらず8月7日~8月22日頃にあたります。
秋が立つという意味ですが、実際には一年で最も暑い時期です。「暑さ寒さも彼岸まで」というようにまだまだ暑さは続きます。
立秋に入ってからの暑さを「残暑」といい、挨拶状では「暑中見舞い」は「残暑見舞い」に変わります。
秋分とは
秋分も二十四節気のひとつ。立秋と同じく日付が定められておらず9月23日~10月7日頃にあたちます。
秋分の中日には秋分の日という「祖先をうやまい、なくなった人々をしのぶ」と法律で定められた国民の祝日があります。
先ほどの「暑さ寒さも彼岸まで」というように暑さもひと段落し、秋らしい季節になっていきます。
昼と夜の長さがほぼ同じになる時期でもあります。
秋はいつから感じられるか
最後に、秋が感じられる様子についてを一覧で紹介します。
日が短くなるように感じる
日照時間の長い夏と比べて、昼と夜の長さがほぼ同じ長さの秋分が過ぎると秋を感じられます。
昼間は暑いのに朝晩が涼しい
日が沈むが早くなり、最高気温、最低気温も下がります。それに伴い朝と晩にはヒヤッとした涼しい空気を感じられます。
空が高くなり、「いわし雲」「うろこ雲」「ひつじ雲」が現れるようになる
夏の代名詞「入道雲(積乱雲)」が見られなくなり秋の雲(巻積雲)が見られるようになってきます。
キンモクセイの香りがする
9月下旬に開花時期を迎えるキンモクセイの甘く優しい香りがほのかに漂ってきます。
木々が紅葉し始める
夏の日光を十分に浴びた木々が冬支度に入るために、葉の色が青々しい強い生命力あふれる緑色から変わり始めていきます。
夜になると虫の音色が聞こえ始める
秋になるとスズムシやコオロギ、マツムシといった秋に鳴く虫の声が聞こえてきます。
スーパーの野菜や鮮魚コーナーに、柿、栗、梨やサンマが置かれる
食欲の秋、収穫の秋。スーパーではいち早く秋の食材が見られるようになり、秋を感じるようになります。
まとめ
それでは、秋はいつから始まるのかについてのまとめです。
秋の始まりについてはそれぞれ早い順に、
- 暦の上では8月の初旬頃
- 気象庁とアンケートでは9月1日
- 天文学的には9月23日頃
- 年度の区切りでは10月1日
立秋と秋分は、
- 立秋は8月7日~8月22日頃
- 秋分は9月23日~10月7日頃