このページでは次の情報をお伝えしています。
- 読書好きな人が良く読む本のジャンルについて
- 読書が好きでも小説を読まない理由について
- 日本は昔から小説に慣れ親しんでいるということについて
目次
読書好きな人が主に読む本のジャンル
読書好きな人は小説を読まないといわれることがありますが、実際にはどうなのでしょうか?
読書好きな人はどのジャンルの本が好きなのかというアンケート結果を見てみましょう。
引越し侍のアンケート結果
引越し侍のアンケートでは、ジャンルも細かく設定され、男女別、年代別でもアンケート結果が示されています。
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出典:引越し侍
全体では「趣味・実用」が1位で、「ミステリー・サスペンス」が3位になっています。
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出典:引越し侍
男女別では男性では「ビジネス・経済」、女性では「ミステリー・サスペンス」が一つ順位を上げています。
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出典:引越し侍
年代別では「ミステリー・サスペンス」はどの世代でも変化が見られないものの、「小説」に分類されるジャンルは若い年代ほど多くなっています。
反対に「趣味・実用」「ビジネス・経済」は年代が上がるにつれて多くなっています。
マイナビのアンケート結果
マイナビでは内定が決まっている大学4年生を対象にアンケートを行っています。
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出典:マイナビ学生の窓口
「文学・小説」が圧倒的に1位で、2位の「社会・ビジネス書」に大きく差をつけています。
ダ・ヴィンチニュースのアンケート結果
ダ・ヴィンチニュース公式Twitterで行ったアンケートではこのような結果になりました。
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出典:ダ・ヴィンチニュース
「小説」が約半数を締め、「実用書・ビジネス書」は7%に留まっています。
価格.comのアンケート結果
価格.comが行ったアンケート調査ではこのような結果になっています。
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出典:価格.com
好きなジャンルは「趣味・実用」が48.8%と最も多く、「文学・評論」では33.9%で4位となっています。
読書好きは小説を読まないというわけではない
いくつかのアンケート結果を見ましたが、このように「読書好きな人は小説を読まない」というわけではありませんでした。
むしろ、全体では小説のほうが読まれているという結果になっています。
ただ年代別で結果は大きく違ってくるようです。
大学4年生を対象にしたアンケートや、若者が良く使うイメージのあるTwitterでのアンケートでは小説に人気が集まってます。
若い年代ほど小説を読む傾向があるようです。
社会人になって年代が上がるほどに、小説ではなくより実用的な本を読むということでしょうか。
読書が好きでも小説を読まない理由
読書好きな人は小説を読まないわけではないということが分かりました。
ただその中でも小説を読まないという人はいます。
その理由の多くはこのようなことです。
- 単純に読書の時間が少なくなったから
- 一冊読み終えるのに時間がかかる
- 小説はただの娯楽ととらえている
単純に読書の時間が少なくなったから
小説は読まないという人でも学生時代は小説を読んでいたという人も多くいます。
その理由は社会人になって単純に自由な時間が少なくなったからです。
社会人になると日々仕事に追われてそれだけで一日が終わってしまうということも珍しくありません。
平日は仕事が終わらずに残業続き、休日は予定が入ってたり家族サービスをしたりとゆっくり読書をする時間が少なくなっていきます。
それでも読書はしたいのですが、毎日忙しくてなかなか読書に充てる時間がないため、勉強になる実用書を手に取ってしまいやすくなってしまうのです。
小説は読まないというより、小説を選ぶ優先度が低くなってしまうという理由です。
一冊読み終えるのに時間がかかる
小説が実用書などと違うところは読み飛ばしができない所にあります。
ビジネス本や自己啓発本などすぐに知識が得られるような本は、気になるところだけ読んで、必要ないと思ったところは読み飛ばすことができます。
しかし小説はそうはいきません。読み飛ばしてしまうと話の繋がりが分からなくなってしまいます。
伏線が張ってあることも多く、読み飛ばしたところが重要な場面だったとしたら最悪です。
最初から最後まで読まないと物語の面白さを感じられません。
なので、読み終えるのに時間がかかる小説は敬遠されがちになってしまうのです。
小説はただの娯楽ととらえている
小説を読むことについてのメリットはこちら(読書があなたにもたらす5つのメリット。小説&ラノベ編)で紹介していますが、小説は娯楽なので得るものがないと思っている人もいます。
同じ娯楽なら、ドラマや映画のほうが良いという意見もあります。
確かにビジネス本や自己啓発本などは知識として実用的なことを学べ知識も増えます。
それに対して小説は物語の内容をすぐに実用できるかといえばなかなか難しいかもしれません。
読書は読んだあとに行動することが大事なので、例え良い話だとしても読んで終わりの小説は実用書に比べて役に立たないというのが理由です。
日本は古くから小説(物語)に慣れ親しんでいる

小説を読まない理由を紹介しましたが、実は日本では昔から小説(物語)に慣れ親しんでいるのです。
日本の歴史を見ると、いくつもの物語が昔から現代まで受け継がれています。
有名なところだと例えば、「竹取物語」
「竹取物語」は日本で最も古い物語で平安時代初期に書かれたものです。
そして「源氏物語」
「源氏物語」も平安時代に書かれたもので、日本文学史上の最高傑作とも言われています。
その他にも「伊勢物語」「平中物語」「落窪物語」など数多くの物語が生まれています。
物語以外にも歴史書などの文献もありましたが、昔から日本では小説(物語)から様々なことを学んできたとも言えるのです。
まとめ
それでは良く読む本のジャンルと小説を読まない理由についてのまとめです。
アンケート結果では若い世代ほど小説を読む傾向がある。
社会人になると小説より実用的な本を読む傾向がある。
社会人になると時間がなくなるので、読み飛ばしができない小説は時間がかかり敬遠されてしまう。
小説はただの娯楽なので知識としてあまり役に立たないという意見もある。