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【十五夜とうさぎ】なぜ月にいるのか。その意味や由来を解説!

【十五夜とうさぎ】なぜ月にいるのかその意味や由来を解説

このページでは次の情報をお伝えしています。

  • うさぎが月にいると言われている由来となる昔話について
  • 十五夜と月の関係にかかわってくる旧暦と新暦について
  • なぜ月でうさぎが餅つきをしているのかについて

うさぎが月の中にいると言われている由来とは

まずはうさぎが月の中にいる由来をお伝えします。

要約リスト
  • うさぎが月の中にいると言われている由来
  • 『今昔物語集』に書かれている月とうさぎの物語

うさぎが月の中にいると言われている由来

十五夜に月がうさぎがいるという由来は平安時代の『今昔物語集』に書かれたことが由来とされています。

もともとはインドの説教仏話『シャータカ神話』の物語が日本にも伝わって日本版にアレンジされました。このお話はアジア各地で古くから言い伝えられています。

『今昔物語集』に書かれている月とうさぎの物語

昔々、天竺にうさぎ、きつね、さるの3匹の獣が暮らしていました。彼らは前世に深い罪を負って現世では獣として生を受けたのです。

その3匹の獣は「これは前世に生きたものを哀れまずに人に優しくしなかった報いだ。だから現世では人の為に身を捨てて良い事をしよう。」と心に決め修行をしていました。

そこにお腹を空かした老人が現れました。3匹の獣は老人を助けようと食べ物を集めることにします。

さるは得意な木登りで木の実を集め、きつねは泳ぎが得意なので魚を捕まえました。

ですがうさぎは特技が無いので何も採ることができません。

老人のために何も出来ないうさぎは悩んだ末「私の肉を食べてください!」と火の中に飛びこみました。

この老人、実は神様で、3匹の獣が本当に改心したのかを試そうと老人に化けていたのです。

神様はうさぎの行動を哀れみ、このうさぎの姿を月の中に映したのです。

自己犠牲の意味を人間に伝えるため、月を見上げるたびにこのうさぎの行動を思い出してほしいと。

とても切ない物語ですね。このお話が月にうさぎがいるという由来になっています。

十五夜と月の関係

そして十五夜とうさぎの関係には月との関係も知る必要があります。

要約リスト
  • そもそも十五夜とは
  • 中秋の名月について
  • 月の旧暦、太陽の新暦
  • 現在の十五夜(中秋の名月)は

そもそも十五夜とは

十五夜とは旧暦の8月15日の夜に見える月。

月の満ち欠けは15日周期になっており、旧暦では月が見えなくなる新月を毎月1日としており、毎月15日がほぼ満月なります。

この満月にあたる15日夜を十五夜と言います。ですので旧暦では1月から12月まで十五夜は12回あるという事になります。

中秋の名月について

十五夜と連想される言葉が中秋の名月。中秋の名月は旧暦で8月15日にでる月のことです。

なぜ8月なのに中秋というのかは、旧暦では7月から9月を秋としていたからです。

7月から9月の真ん中、8月を中秋と読んでいたことから旧暦の8月15日の月を中秋の名月と読んでいました。

月の旧暦、太陽の新暦

現在は新暦が使われているので旧暦の十五夜とは日付が変わります。
旧暦と新暦の基準はこうです。

旧暦 月の満ち欠けを基準としている
新暦 地球が太陽の周りをまわる周期を基準としている

旧暦と新暦では基準が違うので日付にずれが生じます。そのずれはおよそ20~50日。

十五夜は旧暦をもとに設定されているので、新暦の日付だと季節と合わなくなってしまうのです。

現在の十五夜(中秋の名月)は

ちなみに現在の十五夜についてもお伝えします。

新暦での十五夜は単純に旧暦の日付を当てはめてしまうと季節がずれてしまうため、毎年日付は変わります。

ここ数年の日付はこちら。

2020年 10月1日(木)
2021年 9月21日(火)
2022年 9月10日(土)

十五夜とうさぎの関係

十五夜とうさぎの関係

先ほどの物語で月とうさぎの関係は分かりましたが、まだ十五夜との関係は出てきていません。

ではなぜ十五夜=月のうさぎなのでしょうか。それは、月に映されたうさぎが餅つきをしているように見えるからです。

要約リスト
  • うさぎが月で餅をついている由来
  • 十五夜といえば月見団子

うさぎが月で餅をついている由来

うさぎが月で餅つきをしている理由は古代中国に由来しています。

かぐや姫物語の元となっている中国の伝説の中では「月のうさぎは不老不死の薬草を作っている」と言われています。

それが日本に伝わったときに餅をつく姿に変わったのではないかと言われています。

十五夜といえば月見団子

十五夜と月の関係で、満月の日が十五夜だとお伝えしました。

満月になると月のうさぎの姿がくっきりと浮かび上がります。うさぎが餅をつく姿もしっかりと見えます。

そして十五夜といえば月見団子。この風習が定着したのは江戸時代からです。

十五夜がお米の収穫時期に重なっていたため、豊作を願い米粉で団子を作り月に見立ててお供えしました。

十五夜と満月、そして月見団子、月のうさぎの餅つき。

これらの風習や言い伝えが結びついて、「十五夜には餅をつく月のうさぎを見ながら月見団子を食べる」となりました。

まとめ

最後に十五夜と月のうさぎの由来についてまとめます。

月にうさぎがいると言われている由来は平安時代の『今昔物語集』

うさぎが餅つきをしているのは古代中国の言い伝え「不老不死の薬草を作っている」ということが日本に伝わって「月のうさぎは餅をついている」となった

十五夜(中秋の名月)は旧暦でいう満月の日のこと